はじめに

支出全体を把握し、支出内容の精査を

現状では収入より支出が12万円以上多い赤字の状況です。これではボーナスは毎月の生活費を補填して終わり。家電の買い替えや帰省などといった臨時支出は、貯金から出さなくてはならない状況です。ですから、不動産の賃貸がうまくいかずに経費の負担を家計で負ったとき、ますます赤字が膨らんで家計を回すのが大変になってしまうのです。

ボーナスは本来、支給されると確定したものではありませんから、あまり頼りすぎるのはよくありません。毎月の収入の中で支出が収まる家計づくりを目指し、改善していきましょう。

毎月の家計への補てんが必要なくなると、ボーナスは丸々残るはずです。不動産の賃貸がうまくいかない時も、多額の損失さえ出なければ、その負担を家計で補うことも可能にもなるでしょう。

まずは気になる費目だけでも見直しを

では、家計を見直すには、何から始めるとよいでしょうか。まずしていただきたいのは、支出を全体的に把握すること。記録をしてざっくりでも把握し、その上でどの支出は下げられるのか、さほど重要ではない支出はどれかなどを探っていきましょう。全部の記録が難しければ、食費、日用品など、ご自身が気になる費目だけでも構いません。そして、下げられる支出を見つけたら、出費を抑える工夫をしていくのです。

例えば食費が月に10万円を超えています。外食に払う金額が多いのでしょうか。食材を買う金額が多いのでしょうか。外食が多いようでしたら、その頻度や利用する店などを見直してみましょう。食材が多いのであれば、ムダなく使っているか、余分な買い物をしていないかなどを振り返ってみましょう。無駄がある、産地や有機栽培等にこだわりすぎていたなどと感じるようであれば、改善する方法を考えてみましょう。

支出ひとつずつについて振り返ってみると、それぞれに支出を下げられるポイントが見つかるのではないかと思います。

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