はじめに

確定拠出年金(DC)の加入可能要件の見直し

企業型DC,個人型DC(iDeCo)の加入年齢、および受給年齢が5年間拡大します。

・企業型DCに加入している方の年齢上限 65歳未満⇒70歳未満 (2022年5月~)
※ただし企業の規約によって、加入できる年齢等は異なります。

・iDeCo企業型DCに加入している方の年齢上限 60歳未満⇒65歳未満 (2022年5月~)
・DCの受給開始時期 60歳~65歳まで⇒60歳~70歳まで (2022年4月~)

また、中小企業向け制度である「iDeCoプラス」の対象範囲も、2020年10月から拡大されています。
・従業員規模 100人以下⇒300人以下


今回の改正では、基本的に働いている現役時代を、60歳⇒65歳、65歳⇒70歳へと、段階的に引きあがっていることを前提とした内容になっています。

健康寿命が延び、高齢者の雇用機会が増えているのは素晴らしいことである一方、「働かなければならない」状況にならないよう、どのように計画的にセカンドライフを迎えるかが、改めて重要な時代になってきた、と考えられるのではないでしょうか。

自らの将来のために今できることを、少しでも考えるキッカケにしてもらえればと思います。

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