はじめに
住居費が過多。他の支出の削減を
大まかに支出を書き出してみると、住居費の負担が非常に大きいことが分かります。手取り収入の約36%が住宅ローンと管理費、駐車場代となっています。無理なく家計運営をするために、住居費は収入の20~25%ほどにすることが望ましいのですが、それを大幅に超えています。
恐らく、住宅ローンを組む時に、管理費や駐車場代などの支払いを含めて検討しなかったのかな、と思えます。年間では、固定資産税やメンテナンス代もかかってきます。
それでも、その住居に決めて購入したわけですから、支払いが継続できるよう、他の支出で支出のバランスを取っていかなくてはいけません。ざっと見たところ、食費や日用品代、通信費などはもう少し下げられる可能性もあると思います。特に通信費はプランや契約会社の見直しをすることで、簡単に支出額を下げられる費目ですので検討してみましょう。
食費や日用品は、何にいくら使っているか書き出すと無駄が見える
食費や日用品は毎日までいかなくても頻繁にお金を使う費目です。毎日どのようなものを買っているのか思い出すのも大変ですから、2週間や、可能なら一カ月と期間を決めて、その期間だけでもいいので、ざっくり買ったものとその値段を記録してみましょう。
リンゴ1つ98円、マヨネーズ1つ238円、ティッシュ1パック298円……など。細かく記録したほうがよいというわけではありません。基本的には○○スーパーでいくら、○○ドラッグストアでいくら、という程度で構いません。ただ、○○スーパーは取扱商品の幅が広く、お金を使いすぎになっているように感じるなどがあれば、食品、日用品、園芸用品などの分類で記録してみましょう。
すると、徐々に無駄にしてしまった食品が多かった時や、買いだめしすぎて在庫があふれた時など、いろいろなことが見えてきます。そこが改善できる可能性の高いところとなります。
また、明らかな原因がわからなくても、ムダを出さない、買い物をしすぎないという意識も大切です。上手なコントロールにつながるのです。