はじめに

つみたてNISAで選びたい商品は?

以上のポイントを踏まえて、つみたてNISAで買うべきおすすめ投資信託を3本選んでみましたので、ぜひ参考にしてください。なお、数値は2021年9月21日時点のものです。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド

純資産総額:348.79億円
基準価額:15,030円
信託報酬(税込):年0.1102%
トータルリターン:13.11%(3年・年率)

「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」という指標と連動することを目指す投資信託。米国・欧州・日本を含む45カ国以上の株式市場の大型株から小型株まで、合計約9000銘柄もの株価をもとにしています。米国株が50%超を占めているので、比較的米国の影響を受けやすい商品です。それでいて、信託報酬も0.1%台と安く抑えられています。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

純資産総額:1137.77億円
基準価額:13,389円
信託報酬(税込):年0.154%
トータルリターン:8.19%(3年・年率)

国内・先進国・新興国の株式と債券、国内外の不動産(リート)に投資する「バランス型」の投資信託。8つの資産に12.5%ずつ、均等に投資します。毎年、値上がりする資産・値下がりする資産は異なり、プロでも当てるのは困難なものです。それであれば、ぜんぶまとめて投資してしまおう、という発想。1本で8つの資産にまとめて投資できる手軽さ、わかりやすさもあって投資家から人気があります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

純資産総額:152.00億円
基準価額:14,265 円
信託報酬(税込):年0.154%
トータルリターン:7.61%(3年・年率)、8.60%(5年・年率)

国内外の株式と債券、合計4つの資産に25%ずつ均等に投資する投資信託。株式と債券の比率が50%ずつ、国内と海外の比率も50%となります。実はこの運用方針、日本の年金を運用する世界最大の機関投資家「GPIF」(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本運用方針とほぼ同じ。GPIFは約20年間の投資で累積100兆円以上を稼いでいる組織です。そのGPIFのマネをして投資できるという点でもおもしろい1本です。


つみたてNISAで新規に投資できる期間は2042年まで。2042年の投資の利益を最大2061年まで非課税にできる制度です。今年スタートしても、まだまだ合計で40年近く付き合っていく制度です。ですから、投資信託選びのポイントを理解して、本当にお金を増やしてくれる1本を選びましょう。

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