はじめに
一般的なスコーンといえば、ベーキングパウダーを使ったものですが、今回紹介するのは酵母のスコーン。酵母菌の持つ力を使って、膨らませる作り方です。
お菓子づくりは、ベーキングパウダーや重曹などでガスを発生させて膨らませる作り方が主流です。でも、パン作りで使われる酵母菌の力を使って作ってみると、これまた違った食感と、発酵させた風味が加わって深い味わいが楽しみますよ。
寝かせる時間を長くするとふんわり食感に。短くするとザックリ食感に。酵母のチカラって面白いです。
「酵母のスコーン」の材料
〈粉類〉
材料 | 分量 |
---|---|
強力粉 | 170g |
薄力粉 | 70g |
砂糖 | 30g |
塩 | 3g |
バター | 50g |
◎卵黄 | 1個分 |
◎牛乳 | 80g |
●天然酵母(顆粒) | 小さじ1/2(1.5g) |
●ぬるま湯 | 大さじ1 |
「酵母のスコーン」の作り方
1. 粉類は合わせてふるっておき、バターは1cm角に切り、冷やしておく
2. ◎は合わせて混ぜておく
3. ●を合わせ、とかしておく
4. フードプロセッサーに<粉類>を入れ、刻んでおいたバターを入れて、小刻みに攪拌する(粉の飛び散りに注意)
5. 4が砂のようにポロポロになったら、◎と●を入れ、小刻みに攪拌する
6. 粉っぽさが残る程度で生地をラップ(またはビニール袋)にとり、10×20cmくらいの長方形にまとめ、一晩〜4日冷蔵庫で休ませる(お好みの長さで)
7. 冷蔵庫から取り出し、生地を麺棒で伸ばして折りたたみ、伸ばして折りたたみ、層を作る(3〜4回程度)
8. 2cm厚に伸ばし、お好きな形に切り分け、表面に牛乳(分量外)を塗り、190度のオーブンで15〜18分焼く
「酵母のスコーン」のポイント
冷蔵庫で寝かせる時間は、短いとザックリ食感に、長いと発酵が進み、ふんわり食感に仕上がります。
お好みでナッツやドライフルーツを入れて、お楽しみください。
レシピ/k-meals, 片山けいこ
湘南の自宅にて店舗兼工房k-meals,主宰。管理栄養士。
Webメディアへのレシピの執筆、自宅工房での料理教室、ケータリングやプチギフトの制作などフードコーディネーターとして活動中。
肩ひじ張らないあたたかみのある自然体な食ライフスタイルを提案している。
現在3児の母。