はじめに
ステップ2:定年後の働き方・生きがいをイメージする
ステップ1のライフプラン表を作成することで、定年後のお金(老後資金)についてイメージができたと思います。ステップ2では、もう少し突っ込んで、定年後の働き方・生きがいについてのイメージを考えて生きましょう。
これは、とても重要な問題です。定年になった時に、再雇用をして働くのか、それともリタイアするのか? 再雇用で働いても、65歳までなのか? それとも70歳までの働くのか? と言うことです。これらの答えは定年前に用意をしておく必要があります。
なぜなら、定年後を具体的にイメージすることで老後のお金が不足する場合、どこまで働く必要があるのかもイメージができるからです。
もし長く働く必要がある場合には、いまの自分のキャリアで大丈夫なのか? 違うキャリアつまりパラレルキャリアの準備をする必要があるのか? など定年後の働き方・生き方についても、この時期に準備を始めておけます。
というのは、55歳の人が65歳になったときには、70歳まで働くのが当たり前の時代になっているかも知れません。そうなったら定年後の10年間働くキャリアを準備しておく必要があるのです。
そこで、このキャリアを磨くために、60歳までの5年間がとても大事な期間になるのです。その準備をしっかりしていないと、定年後会社にぶら下がって、やる気の無い仕事を続けることになります。しかもそれが、70歳までの10年間続くかも知れません。そうなると他の社員から「仕事できない人やる気がない人」などレッテルを貼られてしまうってことも。しっかりとキャリアについての考えをまとめておきましょう。