はじめに
貯金がないのに無保険はキケン
ところで、ご相談者ご夫婦は、会社でも保険に加入されてないでしょうか。もししていないようであれば、一度検討されたほうが良いでしょう。
今は貯金が少ない状態です。今までは健康で問題がなかったかもしれませんが、これから40代になりますし、保険の保障で、万が一に備えておくべきだと思います。ご主人が病気やけがで入院した場合は、金額により高額療養費制度を使えたり、休業の状態によっては傷病手当金などで保障されます。それに不足する医療費などをカバーする医療保障を検討してもよいでしょう。また、万が一死亡された場合は、残されたお子さんや配偶者の生活費の保障も必要です。遺族年金などもありますが、それでは不足する金額を、収入保障保険などで備えてもよいと思います。
万が一に備えるお金がないままに、万が一の事態が起きてしまうのが一番怖いことですから、支出は増えてしまいますが、生命保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。食費、教育費の見直しができれば、保険料をねん出できるはずです。
支出のメリハリをつけ、さらに収入増を目指しましょう
こちらの客観的な見解ばかりをお伝えしましたが、特に譲れないと思う支出があるのであれば、それはそのままでも構いません。ですが、他の支出を減らしてバランスをとることは考えてください。何事も必要だとお金をかけていくと、当たり前ですがお金は貯まりません。支出にはメリハリが大切です。また、少しずつ奥様も働きに出ることも、家計改善に有効に働くかもしれません。支出のメリハリや収入増なども考え、改善を目指してください。
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