はじめに
「生きるリスク」に対応した保障とは
共働き世帯では、一方への高額な死亡保障は必要性は低くなったのですが、生きて行くためのリスクが高くなりました。
2000年以降の日本では、実質賃金が下がっているにもかかわらず、教育費などは上がっているので、家計に余裕がない世帯が増えています。そのため貯蓄ができず、何かトラブルが発生したときの収入減に対応できなくなっています。この収入減が大きなリスクといっていいでしょう。
病気やケガで働けなくなった時の保障として「就業不能保険」が注目されるようになりました。生きている間の保障があり、死んだら保障がなくなります。まさに生きるための保険ですね。
いまや65歳まで働くのは、当たり前になってきました。さらに70歳まで働くのが一般的に。それに対応させるならば「就業不能保険」も検討しておきたいです。
「がんとともに生きる」を考えた保障を
「がん保険」も大きく変わりました。以前は「がん=死」のイメージがありましたが、いまはがん治療は日進月歩で進んでいて、「がんとともに生きる」と変わりました。
長期に渡るがん治療による収入減に対応する保険が増えてきたのです。とくにこの数年は、がん診断一時金が高額になり、抗がん剤治療給付金、自由診療に対応など、治療と生活の両方を保障する商品が増えました。