はじめに
30年の期間をしっかり活用して(定年までの期間)
とはいえ、DINKSの一番の強みはやはり「ダブルインカム」。そして、収入を得られる期間の長さです。
二人のリスク許容度が許すのであれば、3か月~半年分の現金を直近の緊急資金として残し、それ以外はある程度の割合で運用に回すのも手です。コロナのような状況が起きたとしても数年で回復は見込めますし、何より二人で稼ぐことができるので、世帯としてマイナス分のカバーはそこまで難しくないはず。
会社で確定拠出年金が使えているのであれば、元本保証ではなく海外投資信託を多めに持つなどの積極運用を、個人ではNISAなどの非課税制度を活用して海外ETF※2を積立ててもいいでしょう。
※2「ETF」:“Exchange Traded Funds”の略。指数の動きに連動する運用成果をめざす、指数連動型の投資信託。上場株式同様、1日に何回も取引ができる。
仕事もプライベートもそれなりに自分の思い通りにできる30代。セカンドライフ、2,000万問題を意識しすぎる必要はないかもしれませんが、今の生活水準を定年後も維持したいと思うのであれば少しずつでも準備は始めるべきです。
まずは「将来どんな生活を送りたいか」ざっくりでもよいのでイメージを。そのイメージができたら、強みを活かして「積極的な運用」を取り入れてみてください。