はじめに
2021年11月18~20日、“明日から実践できる、貯める・増やすコツがここにある”をテーマに、オンラインイベント「マネーフォワード Week」が開催されました。
18日に行われた「あなたの人生を豊かにする米国投資入門~積立から個別株まで~」では、マネックス証券株式会社 チーフ・外国株コンサルタントの岡元兵八郎氏が、最近注目を集める米国株投資について、その魅力や投資を始める際のポイントについて講演しました。
本記事では、内容を一部抜粋・編集して紹介します。
米国株投資、最初に何を買う?
ここまでの話を聞いて米国株に投資をしてみたいと思った人は、最初に何に投資をしたらよいか迷われると思います。
一番シンプルなのは、S&P500のような米国を代表する企業で構成された株価指数、あるいはナスダック100のような成長力の高い銘柄が入っている株価指数に連動する投資信託やETFに、長期的に時間の分散で投資をする方法です。時間の分散で投資とは、毎月もしくは毎日といった決まった間隔で一定額を買い続けるドル・コスト平均法、いわゆる「積立投資」をすることです。
次に個別銘柄です。米国株の個別銘柄への投資はハードルが高いと思っている人も多いかと思いますが、冷静に考えてみてください。皆さんが仕事をする時、まず最初に何をしていますか?
多くの人はパソコンを立ち上げると思います。一番最初に出てくるのはWindowsのOS、作っているのはマイクロソフトですね。MacのOSであれば、アップルですね。「仕事前にコーヒーを飲むぞ」という場合は、私の会社のビルの1階にスターバックスコーヒーがありますが、結構朝早くから人が並んでいます。
普通に生活しているだけで私たちは米国企業にビジネスを与えているのです。そういう銘柄に投資をすれば良いんです。あえてよくわからない難しい技術を持ったテクノロジーの会社を買わなくても、我々が使っている、良いと思っているモノ・サービスに対して投資をする、投資のキホンはそういう事だと思います。
投資に大切なのは「夜もぐっすり眠れること」
これは決して米国株だけではなく、株式投資をするうえでとても大切なポイントだと思いますが、自分のリスク許容度にあった投資商品に、時間をかけて投資を行うことが大切です。
どういうことかと言うと、投資をした結果、夜も眠れない状況になってしまうのは良くありません。それは自分のリスク許容度を超えています。投資の量は、夜もぐっすり眠れるくらいの規模にし、銘柄は自分が理解できて「一晩下がってもこの銘柄は大丈夫なんだ」という信念を持てる銘柄を選ぶのが良いと思います。
また、投資ではコア・サテライトという考え方があります。これは、保有する資産をコアとサテライトの2つに分けて、リスクを分散しましょうというものです。
米国株を例に説明すると、長期にわたって保有するものをコアのポートフォリオとします。株価指数連動型の投資信託やETFで市場並みのリターンを確保するものを置きます。一方サテライトの部分は、個別銘柄やテーマ型ETFなど自分の興味がある分野に投資をします。パフォーマンスに応じた短期売買を行うのもこのサテライトの部分でする考え方です。
ということで、米国株の投資をするにあたって気を付けておきたいポイントをまとめます。まず自身のリスク許容度の確認をしましょう。それから分散化です。一つのセクターだけを持つと良い時は良いですが、良くない時は全てダメになってしまいます。ですから銘柄・業種の分散をしておきましょう。さらに長期的な視点で投資を行うこと。時間の分散、ドル・コスト平均法で投資を続けることで、短期の値動きに備えることができます。
以上を参考に、米国株への投資を検討してみてはいかがでしょうか。
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