はじめに
2人目の教育費を考慮すると?
仮に現状の教育費と同じぐらいかかると考えると、投資できる資金は月25万円ほどに減少します。仮に年間300万円を投資したとして、年4%で運用することができれば、16年後には6,548万円となります。現状の運用金額1,000万円は16年後に1,873万円、預貯金はほぼ増えないとして900万円のままとすると、9,321万円となります。
もう少し慎重に検討してみましょう。年3%の運用であった場合はどうなるでしょうか。仮に年間300万円を投資したとして、年3%で運用することができれば、16年後には6,047万円となります。現状の運用金額1,000万円は16年後に1,605万円、預貯金はほぼ増えないとして900万円のままとすると、8,552万円となります。
この金額が達成可能であれば、FIREは可能になります。しかしながら、実際には大学等の学費なども考慮する必要があります。もちろん、ボーナスの部分から対応すると言うことであればそれで構いませんが、その分楽しみは減ることにもなります。
最悪のケースも想定してリスクヘッジもしておこう
また、現状の世界経済は年3~4%程度で成長しており、米国もならせば年2~3%程度で成長していることから、年4%の運用も達成可能と言えるものの、必ずしも今後そのような状況が続くという保証はどこにもありません。世界情勢が年々混沌としてきている状況も見込まれることから、積極的に運用していくことが仇となる可能性も残されています。良い面ばかり見るのではなく、最悪のケースも想定しながら対応もしていく方がよろしいかと思います。
現状は株式インデックス投資のみとなっていますが、今後何かあった場合に備えて、金などの貴金属を組み込むとか、外国債券を組み込むことでリスクヘッジに備えるといった方法も検討した方がよろしいかと思います。もしくは、大きく下がったときには追加で買い増しをするといった方法を検討されても良いかもしれません。