はじめに
がん保険は3ヵ月ダブらせる
前述したのは、一般的な保険の見直しについてです。
ところが「がん保険」は、3か月間ダブらせる必要があります。「がん保険」は、申し込んでからさらに3ヵ月間の待ち期間があるのです。
というのも、「ちょっと身体の体調が悪いから、がん検診に行ってみよう。でも、その前にがん保険に入っておこう」と考えがちですよね。しかし、こんなケースが多いと給付金の支払いが増え、以前から加入している人の保険料が高くなってしまいます。そんなことにならないように、3ヵ月間の待ち期間があるのです。
がん保険は、3ヵ月間ダブらせて契約をする必要があり、その期間は保険料も二重払いになってしまいますが、致し方ありません。ちなみにこの待ち期間の保険料が必要ないというがん保険も2021年に登場しました。
以前セミナーのときに、がん保険の見直しについて質問を受けたことがあります。それは前のがん保険を解約して、新しい保険に入ったのですが、3ヵ月間の待ち期間にがんが見つかったそうです。そのため新しいがん保険からも保障はありませんでした。どうしたらいいでしょう?ということでしたが、「う〜ん、残念ですが、どうしようもないですね」としか答えられませんでした。
くれぐれも、次の保険の保障がスタートしてから、前の保険を解約しましょう。