はじめに

いくら貯めたいかに合わせ、投資も視野に

教育費として貯めたい目標額は、いくらほどでしょうか。それは貯金だけで作ることは可能な金額でしょうか。

上のお子さんの高校受験に向けての教育費は、すぐに必要となるでしょうから貯金で貯めていくのがいいと思います。下のお子さんの高校受験に向けての教育費や、2人のお子さんの大学資金などは、必要となるまでまだ時間がありますから、一部を投資で作っていくのも一手かと思います。

低金利ですから、貯金ではお金を増やすことは考えにくく、積み立てて貯めた金額しか準備できません。投資信託の積立投資をしていくと、時間を味方につけ、複利の力を借りながら預貯金よりも効率よくお金を増やすことも可能です。もちろん、投資ですから良いときも悪いときもありますが、長い目で見るとプラスリターンを得られる可能性は高いでしょう。

老後資金も少しずつ準備を

そして、できれば、教育資金作りだけを目的にするのではなく、仕事をやめるまで貯金額を見ながら投資額を調整し、老後資金作りにも活用していただきたいものです。教育費と老後資金は綱引きする関係にあります。教育費ばかりに気を取られ、気が付いたらご夫婦の老後資金の準備ができていないとなっては困ります。

退職金など期待できる収入が、今後あるのかもしれませんが、それだけでは老後資金が足りないという方が多いものです。年金受給の見込み額と必要生活費の差額などから、老後資金としていくら必要となるかを計算し、準備していきましょう。

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