はじめに

貯金を増やすキーワードは「収入・支出・運用」

貯金を増やす方法をご存知でしょうか。それは、「収入を上げる」「支出をコントロールして減らす」「使わないお金を運用する」の3つしかありません。相談者様はどれに取り組めそうでしょうか。

自営業や副業が可能な方は、収入を増やすことを考えがちですが、収入が増えれば支出も増えやすくなるので、合わせて支出も見ていく必要があります。

まずは、支出全体を把握し、削減できるところはないか検討することからはじめます。必要な支出はそのままに、さほど必要ではない支出を調整してコントロールしていくのです。その結果貯金が増えていき、しばらく使わないお金ができたら運用してお金を増やすことを考えます。

3つのすべてに取り組めなくても、できるところから着手できればOKです。特に相談者様の家計は、収入は十分にあるといえる状況だと思えますから、さらに増やすというよりも、支出を見直していくほうが効果的といえるかもしれません。

高収入家庭は食費と教育費が膨らみがち

収入が多いご家庭は、不思議と「食費」「教育費」が膨らみやすい傾向があります。「栄養のあるものを食べれば病気になりにくい」「少しでも体に良いものを」という考えで、食材にこだわり、外食の店の料理やサービスの質にこだわるという傾向もあると感じています。

また、教育費についても、塾や習い事にお金をかけられる状況ですから、「子どもの将来の選択肢を広げてあげたい」という気持ちから、際限なくかけてしまうというケースも多々あります。

相談者様の家計状況を見ると、まさにこのような状況なのではないかと思います。こだわりすぎている支出はないか、無駄にしている支出はないか、今一度、支出内容を見直ししてみましょう。気が付くことも多いのではないかと思います。

食費・教育費の多い家庭は日用品にもこだわる傾向が

また、食費・教育費の多い家計では、シャンプーや石鹸などの日用品も、少し質の良いものを選びがち。各費目について、少しずつこだわりの支出を持ちがちで、結果、一般的なご家庭よりも支出が多くなってしまう状況が起こってしまいます。

出せるから払うという感覚ではなく、「本当にそこまでのものが必要なのか」と自問自答し、本当に必要だと思えるものにお金を使えるように整えていきましょう。

自分にとって必要な支出を考え始めると、「あれもこれも必要」となってしまう人もいます。そういう場合はその必要度に合わせ、優先したい順位を付けてみるとよいでしょう。すると、意外と切り捨てられたり、頻度が少なくても大丈夫だと思える支出が見つかります。そうして少しずつ支出をコントロールしていきましょう。

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