はじめに
65歳時点の預貯金額は約2750万円に
現在の預貯金額が2,500万円、投資額は200万円となっています。さらに毎月2万円を貯蓄していますので、2年間で48万円上乗せすることが可能になり、完全リタイアを希望する65歳の時点では、約2,750万円が手元にある計算です。
生活は現状維持を希望とのことですが、2年後には保険料の支払いも終えていらっしゃると思いますし、貯蓄を除き、毎月の支出額は22万5,000円となります。
一方の収入は、65歳から受け取れる夫婦の公的年金は月額24万6,000円、個人年金は相談者様が65歳から、奥様60歳からの10年間で、月額13万8,000円、合計で1,656万円を受け取れる計算になります。その後は相談者様が75歳から奥様70歳からの10年間で、月額5万円、合計で600万円を受け取れる計算になります(注:頂いたデータを、妻の受け取り年齢にあわせて計算しています)。
まず、2,750万円のうち、300万円は家の補修費や車の買い替え等に利用予定となっていますので、使えるお金は、2,450万円と、公的年金と個人年金となります。
退職後の支出はどれくらいかかる?
個人年金の月額はほぼ、現状の収入と変わらないため、そのまま生活費としてスライドしてよさそうです。
個人年金にしっかり加入されているため、合計で2,256万円が得られますので、セカンドライフでは、基本的な生活費以外に投資と預貯金額をあわせて、約4,706万円が使える計算になります。
毎年50万円の予算で旅行へ行きたいとのことですが、完全リタイアしてからの10年間とした場合は、500万円の支出になります。旅行資金は個人年金が潤沢にありますので、改めて準備をしなくても良いでしょう。
マイカーの買い替えですが、経過年数を考えて普通車は1回、軽自動車は2回とした場合
の支出は、普通車の費用として250万円、軽自動車の費用として300万円を使うとすると、550万円の支出になります。
旅行代金とマイカーの買い替え費用で1,050万円を支出とした場合は、手元に残るお金は、約3,656万円です。