はじめに

住まいの不安の解消方法

繰り返しになってしまいますが、まず、お母様と同居している今の時点で、自分でも支払い可能な物件に引越しをするのがひとつの方法です。もし、一人っ子でお母様の相続人が他にいないのなら、お父様の遺産を節約するのも自分を守る手段です。

ご兄弟姉妹がいる場合は、お母様の面倒を誰が見るのかを話し合うことが必要です。面倒を見る場合は、お母様が使えるお金に関しても、ある程度の自由や権利を持つようにしてください。

今まで公的年金の3号被保険者だったことで不安を感じていらっしゃるようですが、年金は必ず受給できます。もちろん、必要な金額には程遠いかもしれませんが……。年齢的に、毎年1回、受給見込み額が記載された「ねんきん定期便」が届くと思います。自分はいくら受給できるのかを確認し、不足額を明確にすることが大切です。不足額が分かったら、働いて収入を確保するのか、2人のお子さんに援助を受けるのかも考えてください。

老齢基礎年金を満額受給できるとして試算してみると

2021年の老齢基礎年金額は、満額で約78万円です。今まで欠かさずに年金を納めており、60歳まで納めて続ければ、最低限78万円以上は受給できることになります。この金額は、月額に換算すると6万5,000円です。

住所地によって賃貸物件の値段は大きく違ってしまいますが、たとえば1人で家賃5万円のところに住み替えた場合です。現状の食費2万5,000円、保険料1万8,000円、通信費2万5,000円。その他、水道光熱費が記載されていませんが、これを1万円とした場合の家賃を含めた支出額の合計は12万8,000円。

月額の年金額は6万5,000円なので、6万3,000円不足することになります。65歳から25年間分で1,890万円。預貯金は916万円貯まっている計算ですので、預貯金のみで不足分を賄うときには1,000万円弱不足することになります。不足分をカバーするには、少しでもいいので65歳以降も働くという選択肢が必要になるでしょう。

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