はじめに
トースターの「チン」という音とともに立ち込める、香ばしい食パンのかおり。熱々のトーストにバターをのせて食べるとおいしいですよね。ジャムを添えたり、チーズをのせてピザトーストにしたり、その日の気分でアレンジできるのも食パンの魅力。
ところで、食パンといえばどんな形を思い浮かべますか。食パンには断面が四角い角型食パンと、山型の山型食パンの2種類の形があります。この2つは形もさることながら、味わいも異なるそうです。その理由を「超熟」でおなじみの敷島製パン(Pasco)に教えてもらいました。
食パンを買うときに重要視していることは?
スーパーやコンビニの棚に並ぶたくさんの食パン。種類が豊富で、つい目移りしてしまいますよね。そもそも食パンとは「型に入れて焼成したパンのこと」と教えてくれたのは、敷島製パン広報室の伊藤多恵子さん。一口に食パンと言っても、形によって角型食パン・山型食パンと分けたり、小麦粉以外の穀物や果実などの具材の有無によってホワイトブレッド・バラエティブレッドと分けたりと、その呼び名は異なるといいます。
さまざまな種類がある中でどんな食パンが好まれているのでしょうか。
敷島製パンが全国の10代から60代の男女500名を対象に「食パンに関する実態調査(※)」を実施しました。その中で、好きな食パンについて聞いたところ、最も多かった回答が「シンプルな味わいでアレンジしやすい(52.8%)」。続いて「トーストしたときの食感がさっくりしている(46.6%)」という結果になりました。
(※具材の入っていない食パンを対象に調査)
(出典:敷島製パン)
次に、食パンの食べ方について聞いたところ、最も多い回答が「焼いてバターやジャムを塗って食べる(81.4%)」。次に「焼かずにそのまま食べる(61.8%)」「焼かずにバターやジャムを塗って食べる(51.6%)」が続き、“焼かない派”も多くいることがわかります。
(出典:敷島製パン)
また「食パンを選ぶ基準は何か?」について聞いたところ、「価格」「味」「厚さ」「食感」の順で重要視されていることがわかりました。
(出典:敷島製パン)
購入の決め手として大きなウェイトを占める「味」と「食感」。実はこの2つ、食パンの形によって異なるのをご存じでしょうか。