はじめに

お金を確実に貯める「先取り貯蓄」

支出を見直すことで、毎月貯められる金額がわかってきたら、「先取り貯蓄」で目標の金額を貯めます。先取り貯蓄とは、収入から貯蓄を先に確保し、残ったお金で生活することです。

毎月の貯蓄分を、1か月生活したあとの残りから出そうとすると、「今月は残らなかったから貯蓄ができなかった」となりがちです。しかし、先取り貯蓄をすれば、仮に残ったお金を全部使っても確実に貯蓄できます。

先取り貯蓄の目標は、手取りの2割です。年収350万円(ボーナスなし)で考えると手取りは年280万円、月23万円程度となります。その2割ですから、月4.5万円程度は貯蓄に回したいところです。

もちろん、個々の家計により2割は難しい人もいるかもしれません。ですが、お金をなるべく貯めていくためにも、2割を目標とするのがいいと考えます。逆に「実家暮らしで支出が少ない」といった場合には、手取りの5〜8割と貯めていきましょう。

先取り貯蓄をするために、貯蓄専用口座を用意しましょう。貯蓄専用口座には、普段の生活費をやりくりする生活費口座からお金を取り分けておき、使わないようにします。銀行の自動振替サービスを利用して、給与が入ったらすぐに貯蓄専用口座に自動でお金を移動できるように設定しておくと手間もかかりません。

先取り貯蓄をする際にはこのような「自動的」「強制的」にお金の貯まる仕組みを利用することが大切。人は意志が弱い生き物なので、仕組みがないとなかなかお金を貯められません。それを防ぐのが“お金の貯まる仕組み”というわけです。

なお、銀行口座で活用したいのがネット銀行です。今の時代、大手都市銀行を利用するメリットはあまりありません。ネット銀行の多くは店舗がなく、コンビニなどのATMでお金を引き出す仕組みになっています。しかし、そのかわりに条件を満たすことで金利が高くなったり、コンビニでの入出金が無料になったりする特典を受けられるところも。また、残高の確認や振り込みもスマホですぐできるので手軽です。

たとえばあおぞら銀行の「BANK」では、普通預金金利(以下すべて2022年3月9日時点・税抜)が年0.2%となっています。大手都市銀行は年0.001%と考えると、高い金利です。また、ゆうちょ銀行のATMでは入出金手数料が無料です。

また楽天銀行の場合、楽天証券と口座を連携する「マネーブリッジ」を設定すると普通預金金利が年0.1%にアップします(2022年4月以降残高300万円超の部分は年0.04%)。そのうえ、無料でエントリーできる「ハッピープログラム」に申し込むと、毎月の残高や取引回数に応じて他行ATM利用手数料が最大月7回、他行振込手数料が最大月3回無料になります。

イオン銀行でも同様にイオン銀行での取引に応じて「イオン銀行Myステージ」のランクがアップ。普通預金の金利が最大年0.1%に増えるうえ、他行ATM利用手数料・他行振込手数料が最大月5回無料になります。また、イオン各店やコンビニのミニストップにあるイオン銀行のATMならば入出金手数料が無料です。

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