はじめに

初心者が選ぶべき銘柄とは?

券口座に投資資金を入金したら、次は実際に株を買っていきましょう。

どの銘柄を買うかを考えることは株式投資の醍醐味の一つだと思いますが、株式投資に慣れるまでは、「倒産可能性の極めて低い銘柄」を中心に投資していくのが無難でしょう。

その上で、自分が投資してみたいと思えるような銘柄を3銘柄ほど選択して、ポートフォリオに組み込んでみましょう。私も当然、そうします。

またその際は、「連続増配を継続している銘柄」や、「株主優待を実施している銘柄」からも選ぶと思います。

中には連続増配を継続していながら、株主優待を実施している銘柄もあります。選択肢は無数にありますので、ご自身で考えて選んでみてください。

ここからは、具体的な手順をステップ形式で紹介していきます。

ステップ1 銘柄を1株ずつ買う

まずは、本書で紹介した、死ぬまで持ちたい17銘柄+ご自身で選んだ3銘柄の計20銘柄を1株ずつ買っていきます。

1週間に1銘柄ずつ買ってもいいですし、資金に余裕のある方は毎日1銘柄ずつ増やしていくのもいいでしょう。

ただし、一気に買うことは避けてください。繰り返しますが、投資初心者が最も大切にすることは、相場で生き残ることです。

「まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ」

と自分自身に言い聞かせながら、じっくりと取り組んでください。

ステップ1で銘柄を1銘柄ずつ買い続けていくと、1週間に1銘柄ずつ投資した方は約5カ月後に、毎日1銘柄ずつ投資した方は約1カ月後に、20銘柄に分散されたポートフォリオができています。

こうしてステップ1を終えたとき、同じ1株でも、株価が数百円の銘柄もあれば、数千円のものもあるはず。各銘柄への投資金額は、株価によりバラバラでしょう。

次のステップでは、このバラツキを調整していきます。

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