はじめに
車を手放す人の節約術
あまり車に乗らなくなった場合の例を出しましたが、次は、車を手放す場合です。このとき、自動車保険の「中断証明書」を発行してもらうことを忘れないでください。
通常、自動車保険を解約してしまうと、等級がリセットされてしまいます。再契約をすると原則6等級からのスタートになります。安全運転をしていて、せっかく積み上げてきた等級なのに、それがリセットされてしまうのはもったいないですよね。「中断証明書」を発行してもらうと、以前のままの等級を引き継ぐことができるのです。ぜひ忘れずに手続きをしてください。
車を手放して自動車保険がなくなると残念なことがあります。自動車保険に付帯されていた補償もなくなります。弁護士費用特約、車との事故・自転車との事故などのケガの補償、個人賠償責任保険などです。補償を継続したい場合、損保ジャパンでは「UGOKU」という自動車保険の付帯部分を抜き出したような保険もあります。家族で自転車を使っている人などは、こういった保険や自転車保険などを利用するのもいいでしょう。
車を手放したあと、もし駐車場が残った場合、そのままにしておくのはもったいないですよね。有効活用として駐車場のオーナー登録などもあります。
ちなみに、時期的には、3月末までに手放すのがおトクです。自動車税が課税されるのが、4月1日時点の名義の人になります。