はじめに

FIREの鉄則「4%ルール」とは?

さて、ここでFIREのルールについてお話ししたいと思います。

FIREを実現・実行するステップは、

1. 投資の〝タネ銭(資産)〟をつくる
2. 資産を運用する
3. 資産が大きくなったらリタイア
その後の生活費には資産のうち一部を取り崩して充てる

という流れになります。

重要なのが3のFIRE後の「資産の一部取り崩し」です。

どんなに巨額な資産を築けたとしても、取り崩しの額が大きければ、あっという間に底をついてしまい、FIREどころではなくなります。

では一体、毎年どれくらいを取り崩すのが安全圏なのでしょうか。

実は 「4%ルール」 という明確なルールがあります。

〈4%ルール〉
年間支出の25倍の資産を米国株インデックスで築き、年間4%ずつ売却し、その4%の売却益と配当の範囲内で生活をする

さて、ここで 「米国株インデックス」 という言葉が出てきました。

米国株インデックスとは、米国の株価指数に連動して値動きする金融商品のことをいいます。

日本には 「日経平均株価」 という株価指数がありますよね。それと同じように、米国株全体の値動きを示した株価指数があり、その株価指数に連動した成績を目指す投資信託やETF(上場投資信託) があります。

そういった金融商品を使って資産を運用しましょうということです。

なぜ米国株インデックスがいいかというと、長期的に年平均7%前後で成長しているからです。

米国株インデックス関連の金融商品と、米国経済が強い理由については、とりあえずここではこう覚えておいてください。

・米国株はとにかく強い
・数々の金融危機を乗り越えて、7%前後の成長を遂げてきた
・だから資産運用は米国株式で行うのが最も効率がいい

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