はじめに

財布を1つにしてみては?

お金の支出内容も拝見しました。まず、貯めるために必要なことは、夫婦それぞれのお金の流れを明確にすることです。夫がどれくらいの預貯金があるのかが分からず、お金の流れが不明瞭では、世帯全体で蓄えることができません。

支出で特に気になったのは、お小遣いの15万円です。夫婦2人分の金額だと思うのですが、お使いの割合が高いように思います。もし、外食費などを含んでいる場合には、お小遣いではなく、新たに項目立てをして予算をつけて管理してください。

お小遣いに含まれている内容にもよりますが、基本的に、夫婦2人分であっても、8万円くらいまで(それでも多いですが)に、減額できるのではないでしょうか。

いきなり、お小遣いを減らすとなると抵抗があると思いますので、何にいくらくらい必要なのか予算を建てて、夫婦それぞれが予算範囲内で使う習慣を身に付けてください。

毎月15万円以上、貯蓄にまわす

今は毎月9万円の貯金をされていると思いますが、お小遣いを8万円に減額した場合には、7万円を貯蓄に回すことができます。その場合は、一月に9万円+7万円で16万円を貯めることができます。すると、1年間で192万円。60歳までの26年間で4,992万円になります。これで、将来、発生するであろう3,000万円の相続税が確保できますし、納税後も老後資金として2,000万円近い預貯金が手元に残ります。その他にもiDeCo、とNISAがありますよね。

「16万円も無理」と思うかもしれませんが、子供が生まれたときには教育費も捻出しなければなりません。子供が生まれる前がもっとも貯めやすいときです。現在の支出から見ても、16万円は無理な金額ではありません。チャレンジしてみてください。

3世帯住宅についても、お互いに納得ができるまで、将来の希望を見据えて話し合いを続けてください。不安な要素があるときには、それを取り除いて進むことも必要です。

相談者様もおっしゃるように、大きなお金が動きます。一度、立ち止まっても、必ず事態は進んでいきますので、焦らずに取り組んでいってください。また、支出内容は家族構成や暮らし方によっても違ってきます。定期的に見直すことをおすすめします。無理することなく、取り組んでください。陰ながら応援しています。

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