はじめに

マイナ保険証だと初診が21円高くなる?

便利なうえにマイナポイントまで受け取れるマイナ保険証ですが、実は問題点も。2022年4月からマイナンバーカードの健康保険証を利用した場合、患者が窓口で支払う医療費が増えるというのです。

その額は、3割負担の人で初診時に21円、再診時に12円、調剤に9円とのこと。また、マイナ保険証が利用できる医療機関でこれまでの健康保険証を利用した場合の負担も初診で9円増えるそうです。というのも、マイナ保険証は、政府が普及を進めているものですが、普及が遅れており、取り組みを促すために対応病院の診療報酬を引き上げているからです。

確かにお話ししたように便利な部分もありますが、患者の負担が増えてしまうようでは、普及に水を差しかねません。

電子証明書の有効期限は5年

また、マイナンバーカードのICチップの中にある電子証明書の有効期限は5年となっています。この有効期限が5日以内となると、マイナ保険証が利用できなくなってしまいます。電子証明書は、有効期限の3か月前から無料で更新できます。しかし、更新のためにはお住まいの自治体の窓口に足を運ぶ必要があるので、少々面倒に思われる方もいるかもしれません。

とはいえ、マイナポイント自体は、マイナ保険証の利用登録を行うだけでもらえます。ですからまずはマイナ保険証の登録をしてマイナポイントを受け取るのがおすすめです。マイナポイントを受け取った上で、利用するかどうかを決めるのもよいでしょう。

マイナ保険証は、まだまだ新しい取り組みです。今後、利用者の追加負担ができるだけ少なくなるよう、改善されていくことを期待したいですね。

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