はじめに
トマト調味料や食酢、お茶漬けも値上げ
キッコーマン食品およびキッコーマン飲料は、5月1日納品分よりデルモンテブランドのトマト調味料や飲料、おろしシリーズ、キッコーマンブランドのソースの価格を改定すると発表しました。原材料価格や物流費等の上昇を受けてのことで、改定率は希望小売価格のおよそ3~10%増加となります。
また、Mizkanも製造コストなどの高騰を受け、一部食酢関連商品の価格改定を発表しました。家庭用で対象となるのは、穀物酢やリンゴ酢、すし酢やカンタン酢などで、6月1日(水)出荷分から改定率は希望小売価格のおよそ3~10%増加となります。
永谷園もお茶づけやふりかけ、即席みそ汁やホットケーキミックス商品の価格改定を発表。改定は6月1日付納品分からで、改定率は希望小売価格のおよそ5~9%増加となります。
キッコーマン食品株式会社、キッコーマン飲料株式会社
株式会社Mizkan
株式会社永谷園
カルビー、明治は内容量も変更
カルビーは一部の原材料価格の大幅上昇を受け、一部のスナック商品の内容量変更および価格改定を発表しました。「かっぱえびせん」の26g入りや「サッポロポテト つぶつぶベジタブル/バーベ Q あじ」の24g入りなどが、6月1日発売分からオープン価格のおよそ10%増加となります。また、6月6日発売分から「かっぱえびせん 」の85g入りは77gとなり、「サッポロポテト つぶつぶベジタブル/バーベ Q あじ」の80g入りは72gと減量になります。
明治も海外乳原料、糖類、油脂といった原材料価格の上昇などにより、栄養食品、プロテイン飲料・飲料、スポーツ栄養(粉末プロテイン)、市販用アイスクリーム、市販用冷凍食品の価格改定及び内容量の変更を発表しました。5月1日(日)出荷分より「メイバランス Mini カップ ミルクテイスト/ヨーグルトテイスト」シリーズが税込230円から245円に、6月1日(水)出荷分より「エッセル スーパーカップ」シリーズが税込140円から150円に値上げします。また、プロテイン「ザバス」の粉末は、値段は変わらず内容量が3~12.7%の減量となります。
カルビー株式会社
株式会社 明治
続く値上げ、できる対策は?
輸入小麦の政府売渡価格の引き上げや続く円安ドル高水準などを受け、さらに値上がりは続く可能性があります。これらの値上がりは、一時的なものではありません。「値上がりしているから仕方がない」と放置していると、支出は増える一方です。
まずは現在の家計状況を把握し、昨年の同時期との比較や、値上げ後どうなるかシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。必要・不必要な出費の判断や、代替え品の検討で節約を検討したり、固定費を見直して抜本的な改善をはかるなど、家計への影響を抑えられるよう、できる備えをしておきましょう。
※本稿は、執筆した2022年4月22日(金)時点の情報を元に作成しています。公開後に変更される場合がありますので、最新情報は各社の公式サイトなどでご確認ください。