はじめに
経済アナリストの馬渕磨理子です。
資産形成を考える上で、「投資信託」や「ETF」といったワードを耳にすることがあると思います。私もそれぞれの違いについて質問を受けることがありますが、皆さんにとっても参考にしていただけると思いますので、紹介します。
一歩先の投資、「投資信託とETF」の違いは
私は自身の動画番組で、若い世代の方からの質問に毎週答えていますが、最近、NISAやiDeCoの非課税枠を使い切ったので、次は、自分でもう少し考えながら投資や資産形成と向き合いたいと思っている方が増えてきています。そうした方から寄せられる質問で多いものが「投資信託とETFって何がどう違うの?」です。
結論はETFも投資信託の一種です。何が違うかは「上場している」か「上場していない」かの違いで、投資信託の中で上場しているものがETFと呼ばれています。ETFは「Exchange Traded Funds」の略でExchange(取引所で)、 Traded(取引される)、 Funds(投資信託)です。
ポイントは、ETFも投資信託の一種ですので、「運用をプロにお任せする点」は共通しています。異なるのは、手数料、価格の決まり方、売買のタイミング、どこで買うのかで、ここで両者の差がでます。今回は、一番重要な手数料について確認していきましょう。