はじめに

金利が高いセット商品は要注意

また、投資信託などの商品とセットで購入すると、定期預金の金利がアップするキャンペーンも見かけますが、要注意です。その投資信託が欲しいものであればよいですが、そうでなければ、実は手数料が高めだったりと、本来買うべき商品ではないかもしれません。定期預金と投資信託、別々で検討することをおすすめします。

個人向け国債(変動10年)も選択肢

ネット銀行や地方銀行以外の選択肢として、個人向け国債(変動10年)もあげられます。

個人向け国債は、個人が1万円から、1万円単位で買える国債です。固定金利の3年、5年と、変動金利の10年があります。購入後に1年経過したら、満期前でも中途換金ができ、その際のペナルティとして、直近2回分相当の利子が差し引かれますが、受け取った利子以上のペナルティではないため、中途換金による元本割れが起こらない仕組みです。

日本は長らく超低金利が続いていますが、ここ最近は少しずつですが金利が上がっています。変動金利を選んでおくと、今後金利が上がった場合、個人向け国債の金利も一緒にあがっていくので今の時期には向いているでしょう。

現在、変動金利の年率は、0.16%です(2022年6月30日募集まで)。半年ごとに適用利率が変わるため、今後上がっていく楽しみもありそうです。

変動10年タイプなら、金利が上がった際に預け替える手間も不要なので、しばらく使わないお金の預け先に向いています。

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