はじめに

ふるさと納税は時期を分散しよう

ふるさと納税は毎年12月に駆け込みで行う方が急増します。理由としては

  • 12月がふるさと納税の締め切り月である
  • 12月にならないと年収(所得)が確定せず、正確なふるさと納税の上限額が分からない

などが挙げられますが、複数のふるさと納税を同時期に行うと、返礼品が一気に届き、冷凍庫などの保管スペースが足りなくなり、対処に追われるはめになりかねません。ふるさと納税は年間を通して計画的に行いましょう。また、保管スペース問題には、1度の寄付で自治体から数回に分けて返礼品が届く「定期便」もオススメです。

目的を見失わない

ふるさと納税サイトの返礼品ランキングを見ると、上位にはフルーツや海鮮、ブランド牛など高級食品が並びます。ふるさと納税の返礼品は、これらのぜいたく品ばかりをつい選びがちです。ふるさと納税はお得な制度ですが、自己負担額の2,000円がある分、支出自体は増えるものです。ポイント還元があるとはいえ、普段買わないようなぜいたく品ばかりを返礼品に選んでいると、節約効果はなくなってしまいます。家計が最優先であれば、お米やボックスティッシュなど、日常的に消費する返礼品を選びましょう。

人気だけどお得じゃない返礼品

ふるさと納税の返礼品は、寄付額の3割までという決まりがあることは既に説明しました。1万円の寄付額であれば3,000円です。実はこの3割というのは、返礼品の市場価格ではなく、自治体による仕入れ値の割合です。つまり1万円の寄付に対する返礼品は、自治体の仕入れ値が3,000円であれば、実売価格は3,000円を超える品物でもOKということです。実際にふるさと納税サイトを見てみると、通常4,000円以上の価格で販売されているお米が1万円の寄付額で手に入るなど、コスパに優れたものを発見できます。

これをふまえると、1万円の寄付で3,000円分の利用券やギフト券がもらえる類の返礼品も人気ですが、お得の視点ではオススメできません。実売価格が寄付額の3割を超えるコスパの良い返礼品を選び、浮いたお金で直接利用券などの購入に充てた方がお得になるでしょう。


ふるさと納税はとてもお得な制度です。

  • 還元率で差をつける
  • ふるさと納税サイトはポイントサイト経由もある
  • 3割規制は市場価格ではなく自治体の仕入れ値

これらを意識して、ふるさと納税の魅力を最大限に引き出しましょう。

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