はじめに

子どもが3人の場合、教育費は毎月いくらかかる?

1年後と3年後に1人ずつ誕生した場合、0歳・3歳・6歳という3歳ちがいの3人兄弟姉妹となりますね。小学校から大学卒業まで合計すると、すべて国公立で1人あたり1000万円ちょっと、すべて私立だと2500万円近くかかります。しかし、実際には高校卒業までは手取り収入から捻出していくため、3人合計で「毎月いくらくらいかかるか」を知っておくことが大切です。3歳ちがいとした場合、教育費だけで毎月どのくらいかかるかお伝えします。小学校、中学校、高校が国公立、大学が私立文系として試算しています。

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見ていただきたいのは、最下段の赤枠で囲んだ金額です。現在は、保育料に月5万円かかっていますが、しばらくは幼保無償化もあり大きく上がりません。しかし第1子が小学校に入学した年が月8万円。その後、第3子が小学校に入学したあとは上がっていき、月8万~12万円となります。第1子が大学に入ったあとは月20~35万円と、手取りからまかなうのは非現実となるため、大学費用は、3人それぞれ貯めておくことが必要です。ちなみに大学の授業料は、一般的に前期後期の年2回の支払いとなるため、3人のうち2人が大学生の時期は、一度に200万円前後のお金がかかることにも注意が必要です。

今の家計から、月12万円の捻出が可能か考えてみよう

現在のご相談者様は時短勤務ですので、第3子が大きくなりフルタイム勤務に戻ったら、収入アップを見込めそうですね。毎月の教育費がじわじわ上がるのは、第3子小学校入学後ですので、その頃の収入と生活費を想定してみて、家計から捻出できるか考えてみましょう。月12万円を捻出できる家計であれば、3人となっても大丈夫です。

お伝えいただいた手取り収入から毎月の支出を引くと、月11万円となります。また、現在保育料に5万円かかっていますので、その分を足すと月16万円。お子様が小さいうちは、貯金や積み立て投資にまわし将来に備え、第3子が小学校入学するくらいからは、その金額を教育費に使えば、教育費の山場を乗り越えられそうです。

ただし、私立中学に進んでしまうと、少し大変に。仮に3人とも中学から私立に進学した場合の毎月かかる教育費を見てみましょう。

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第1子が私立中学に入った年は月18万円、第2子が私立中学に入ると月26万円と、手取りからまかなうのは厳しい金額に。貯金を崩して進学させてしまうと、大学資金や老後資金が不足する事態にもなりますのでご注意くださいね。

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