はじめに

効率のいい返済方法は?

基本的には、金利が高い借り入れを中心に返済した方がメリットはあるのですが、相談者様の場合、奨学金の残債は、年利0.27%で316万7,164円。教育貸付の残債は、年利2.35%で194万4,679円となっています。

このような場合、まずは奨学金の返済の方から繰り上げ返済を行い、残債が同じくらいになってきたときには、教育貸付を中心に繰り上げ返済をしていくのがおすすめです。

パートナーとじっくり話し合ってみましょう

頂いた支出の内訳が相談者様のみだったため、仮定でのアドバイスとなってしまいました。ただ、パートナーの方の年収は384万円、400万円近くありますので、夫婦二人で生活していくのは充分に可能です。

結婚の準備でいろいろと忙しいとは思いますが、夫婦のライフプランとして、奨学金などの返済計画を取り込んで欲しいと思います。

お子さんができるまでの4年で516万円を完済することを考えると、相談者様の収入のほとんどを返済に回さなくてはなりません。新居などが決まっていないなら、できるだけ支出が抑えられるような物件を選ぶようにすると良いですね。

入籍まで半年を切りました。それまでに二人が思い描くライフプランを話し合って、スムーズに新生活がスタートできるよう、準備してください。本当におめでとうございます。

連載「みんなの家計相談」でお悩み募集中!読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答えます。相談はこちらから。

この記事の感想を教えてください。