はじめに
(2)HDV
HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(iShares Core High Dividend ETF)は、iシェアーズコア米国高配当株ETFで、モーニングスター配当フォーカス指数に連動した投資成果を目指すETFです。
米国のモーニングスター社が選んだ高配当で財務健全性が高い銘柄が集まっているのが特徴です。わりと保守的なイメージで、景気後退局面でも底堅さが期待できそうかなと思います。
組入れ上位銘柄はエクソンモービルやシェブロン、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどエネルギーや生活必需品、ヘルスケアなどのセクターの割合が多いですね。直近配当利回りは2.28%、経費率は0.08%で、安定感があって手数料が安いことが魅力なのですが、利回りは他の2つのETFと比べるとやや見劣りします。
(3)SPYD
SPYD:SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPDR Portfolio S&P 500 High)は、S&P500高配当指数をベンチマークしており、S&P指数構成銘柄の中で配当利回りが高い80銘柄に投資できる ETFとなっています。配当利回りが高く、手数料が安いことが魅力のETFといえますね。
直近の配当利回りは4.09%、経費率は0.07%です。組み入れ比率はバレロ・エナジー、エクソンモービル、マラソン・ペトロリアムなどそのほかコンソリデーテッド・エジソン、ブリストル・マイヤーズ スクイブ、アッヴィなどエネルギー会社が上位に多く、公共事業や金融、生活必需品、不動産、ヘルスケア関連銘柄などが組み込まれています。
3銘柄それぞれまとめると、
(1)VYMは多くの銘柄に投資していて、分散投資効果と安定配当が特徴
(2)HDVは財務健全性が高い銘柄に投資できる
(3)SPYDは高い配当利回りが特徴
というところでしょうか。