はじめに

日本株の高配当ETFも

日経平均株価の構成銘柄の中から高配当株に投資できるNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)、通称「NF・日経高配当50ETF」を紹介します。日経平均構成銘柄のうち配当利回りの高い50銘柄から構成される配当利回りウェート方式の株価指数である日経平均高配当株50指数との連動を目指すETFです。

組み入れセクターは銀行、卸売、情報・通信、電気、保険などで2022年3月末時点の組入れ上位5銘柄は、日本郵船(9101)、三菱商事(8058)、INPEX(1605)、東京海上ホールディングス(8766)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)となっており、分配金利回りは7月06日時点で4.41%と高配当御三家を上回る利回り。なお、信託報酬は0.308%と米国ETFと比較するとかなり高めなことがわかります。

足元の値動きは?

米国と同様、国内でも足元の不安定な相場では高配当株が強くなっています。

TradingViewより

2021年からのチャートを見ると、NF・日経高配当50ETF(紫の線)が相対的に一番強いことがわかります。これはもちろん期間や比較対象にもよりますが、日本の高配当株50ETFと米国株を併せて持つなど、ポートフォリオを組む上で選択肢となり得ると感じました。

ちなみに今回ご紹介したETFは人気のある有名なものばかりなので流動性も問題ないと考えます。最後にVYMの約10年のチャートを見ていきましょう。

TradingViewより

チャートを見ると長期的に「下げたら買って持っておく」もしくは「定額ずつ買う」という投資法も優位性がありそうです。私自身は、配当も再投資していくやり方が良いと考えます。皆さんの投資生活の参考になれば幸いです。

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