はじめに
NISAやiDeCoなどで使われることが多い投資信託。それと似たような仕組みでETFがあります。このETF(上場投資信託)はどんなものなのか。投資信託との違いはどこにあるのかを確認します。
先に違いを書きますが「ETFは投資信託が上場したもの」です。この表現で理解できるひとは以下を読む必要はありません。
まずは投資信託の仕組みを理解する
ETFと投資信託は似ていますが、そもそも投資信託を理解しないとETFとの違いがよくわかりません。
投資信託とは、多くの投資家から少額ずつ集めて1つのまとまった財布を作り、そこから株式や債券などへ投資をする金融商品です。利益が出たらその分の投資金額が増え、損失が出たらその分だけ投資資金が減ります。
投資先はどういったところか
これは投資信託もETFも同じ考え方です。
それぞれ投資信託やETFが何を対象として作られているかによって投資先が異なります。たとえば、株式だけに投資している商品もあれば、債券だけに投資しているものもあります。
さらに株式や債券といっても日本だけやアメリカだけ、または世界中など地域による分け方もあれば、業種ごとに分けるものもあります。
実際に目の前の投資信託やETFがどこに投資しているかは、商品の説明書きである目論見書などにて確認することができます。