はじめに

将来的なメンテナンスに対応するために家の購入前にやっておくべきことは?

家を買おうと思ったとき、立地条件や間取り、価格などいろいろと気にするところはありますが、購入するときのことばかりではなく、購入後のメンテナンスも視野に入れて考えるべき。そのためには「まず、自分が購入しようとしている家のことをよく知ることが大事」なようです。

「外壁や屋根の素材は何なのか、使われている配管は銅管なのか樹脂管なのか、床下の状態は良好なのか、中古物件なら設備機器は何年くらい使われているものなのか。家は一生に一度の大きな買い物なので、しっかりと理解して購入しなくてはいけません」

不動産屋に尋ねても、そこまでしっかりとした知識を持っている場合は多くありません。新築の場合はわかる範囲で詳細まで調べたり、中古の場合はリフォーム専門業者に相談したりすることが重要です。

その上で、何年先にどんなメンテナンスが必要なのかを知り、貯蓄をしていくことも大事です。是枝さん曰く「家は自分からメンテナンスの時期を教えてくれない」とのこと。

「ただし、メンテナンスのサインはたくさんあります。しっかりと大切な家に耳を傾け、目を背けることなく、一緒に過ごしていくことが大切です」


マンションならば大規模修繕の備えた修繕積み立てが行われることがほとんどですが、戸建ての場合でも毎月修繕費を貯蓄するなど、計画的なマネープランを立てておきましょう。

いざというときのため、そして計画的なメンテナンスのため、普段の生活の貯金とは別に、家のための貯金をしておくこと。家を購入するときにはそれを忘れないようにしておきたいですね。

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