はじめに

新規契約の確認ポイントは「初月のコストを確認すること」

次に、新しいキャリアでの「契約初月にかかるコスト」を確認します。なぜなら、初月料金には日割り計算が適用されるため、いつ契約するかによって料金は異なるからです。また、それ以外にも、事務手数料がかかったり、割引プランが翌月以降の適用になったり、と想定外に高額となる可能性もあります。キャリアや契約内容によりますが、事前にしっかりと確認しておきたいところです。

例えば、10日付けで新規に契約をした場合、10日から月末(締日)までの利用料が日割りで計算され、セット割適用は翌月からといったケースも散見されます。なお、セット割には、ネット回線や固定電話、家族の回線、データ増量などのオプション契約などが挙げられます。ただし、日割り計算が適用されない契約やキャリアによって割引の扱いも異なるため、実際の契約内容をよく確認することをお勧めします。

多くの場合、「月末」が変更のベストタイミング

ここまで、キャリア変更時にかかる2つ(解約と新契約)のコストの確認ポイントを見てきました。原則として、解約時は日割り計算がされないいっぽうで、新契約には日割り計算がされることが分かりました。前述の通り、多くのキャリアでは「締日」が月末となっています。「既存契約の締日が月末の場合」は「月末に変更する」のがベストタイミングです。具体的には、解約日と新規契約日を月末にすることで、解約月は既存契約を丸々1ヶ月利用し、新規契約は月末1日分の日割り計算で済ませることができます。

なお、締日が月末でない場合、変更するベストタイミングは、2つのパターンで試算した合計コストを比較検討することをオススメします。

例えば、既存契約の締日が10日の場合で考えてみましょう。月末に変更すると、既存契約は翌月解約になるため、翌月分料金と新規契約の日割り1日分が合計コストです。いっぽう、締日(10日)に変更すると、当月解約になるため余計なコストはかかりませんが、新規契約での日割り料金が10日から月末までで計算されます。また、セット割などが適用外になる場合は、意外にコストが嵩むことも考えられます。これら2つのパターンの合計コストを比べて安いタイミングで変更すれば良いでしょう。

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