はじめに

世界で3社しかない最上位格付け企業

さて、ここで、世界で3社しかないS&P信用格付けにおいてAAA(トリプルA)の最上位格付け企業を紹介します。

まずジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)です。ジョンソン・エンド・ジョンソンは世界最大級のヘルスケアカンパニーで、医薬品の研究開発から製造、販売を中心に医療機器や日用品まで幅広い事業ポートフォリオを有しています。医薬品、医療機器・診断、消費者の3部門で構成されていて、それぞれが分かれていることで効率的な経営がされている企業です。

日本では「バンドエイド」、「ジョンソン」ベビー製品などの消費者向け製品や、使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー」などで有名ですね。世界トップクラスの研究開発投資でそれが新製品の開発や販売が多いことやM&Aや社内新規事業開発にも積極的で、成長性につながっています。

BtoCではなく、BtoBの医療機器や医療品の売上高がと多くを占めていることで事業に安定性があるほか、利益率が高めであることも強みです。50年以上連続増配の配当王でもあります。直近の配当利回りはおよそ2.5%となっています。

次はマイクロソフト(MSFT)です。1975年にビル・ゲイツ氏によって創業された企業で、ワードやエクセルなどのMicrosoft OfficeシリーズやWindows、Xboxなどで知名度が高い、私たちの仕事や生活で欠かすことのできない製品やサービスを提供する、ご存知ソフトウェアの巨大IT系企業です。

ソフトウェアの開発、製造、販売、ライセンスの供与やサポートなどのサービスを展開しており、ハイブリッド勤務など各企業や各産業のDX化でも恩恵を受ける企業といえます。1986年にNASDAQに上場していた老舗のハイテク企業で、足元ではクラウドサービスのAzureなど、クラウド事業への積極投資を継続しています。

最後はアップル(APPL)です。創始者であるスティーブ・ジョブズ氏が黄金時代を築き、現在のCEOはティム・クック氏です。スマートフォンのiPhone、タブレット型情報端末のiPad、パーソナルコンピュータのMacやMacBook Air、携帯音楽プレーヤーのiPod、ウェアラブルコンピュータのApple Watchなどの開発と販売をする会社です。

技術力だけではなく圧倒的なブランド力も強みでiPhoneのリピーターが多いほか、iTunesとソフトウェアの売上高やApple CareやApple Payのライセンス料金も伸長。またApple Storeはコンピュータストアの概念を変えたと言われており、サードパーティー製アクセサリーの売上にもつながっていて競争力の強さに繋がっています。

20年ほどで株価が100倍に成長しており、自社株買いにも積極的な企業です。ムーディーズ・インベスターズ・サービスは21年12月にアップルの長期格付けをAAAに引き上げました。

日本ではどうかと言いますと、日本の格付け投資情報センターによりますと、22年7月末時点でAAAの企業は2社。トヨタ自動車(7203)と豊田通商(8015)です。

格付けは、専門家の意見として参考になる部分もあるかと思いますが、格付けする企業によっても評価が異なることもありますので、その点も含めて過信はしないようにご注意いただければと思います。

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