はじめに

10月3日週「相場の値動き」おさらい

10月7日(金)の日経平均株価は、前日比195円19銭安の2万7,116円11銭と5日ぶり反落。前週末9月30日(金)の日経平均株価は前日比484円84銭安の2万5,937円21銭でしたので、週間では1,178円90銭の上昇となりました。

週前半の米市場は、懸念されていた英政府の経済政策で所得税の最高税率を引き下げる案が撤回されると報じられたことや、9月の米ISM製造業景況感指数が50.9と市場予想を下ぶれて2020年5月以来の水準まで下げるなど、冴えない経済指標が多かったことでインフレが鈍化することにつながるのではとの見方から長期金利が下落し、自律反発の動き、買い戻しの動きが見られましたが、米サンフランシスコ地区連銀のメアリー・デイリー総裁などFRB高官がタカ派的な発言を相次いでしたことで長期金利が週後半に再度上昇してきたことから株価はやや重たくなった形です。

米雇用統計や来週の米CPI(消費者物価指数)次第で相場の流れがどうなるのか、注視したいところです。

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