はじめに

毎月の支出は教育費が4割。一方娯楽費は?

まず、現在の家計状況を見てみましょう。いただいた資料によると、投資総額と貯蓄総額合わせて1,900万円で、これまで堅実な生活をされてきたことがうかがえます。

年間収支は、世帯年収が1,380万円、手取り額は約800万円です。年間支出は540万円、年間貯蓄額は96万円となっています。

支出の内訳で気になるのは、毎月の支出額45万円のうち、教育費が20万円で、支出に占める割合が40%を超えている点です。現在、1人目のお子さんが12歳で小学6年生。私立中学受験に向けての塾の費用が膨らんでいると想像します。

一方で、支出の明細に日用品費、衣料費、レジャー娯楽費等の項目が一切ないことも大変気になります。これらの費用がかからないことは考えにくく、支出項目を整理する必要がありますね。

ボーナスからの特別費も要確認

ボーナスのうち、貯蓄額を除く140万円の使い道についての記載がありませんでしたので、上記の支出項目や投資、車のメンテナンス等の大型支出分が含まれていると解釈します。

人生の三大出費といわれる住宅購入費、教育費、老後資金のうち、ご相談の内容には将来住宅を購入する予定があるのかどうかの記述がありませんでした。住居費4万円はいわゆる公務員宿舎の家賃だと思いますが、定年まで住むことができると仮定します。

また、定年後の住宅費用と老後資金のためには、現在の貯蓄を取り崩さずに生活できるといいと思います。

「私、同年代より貯蓄が上手にできていないかも…」お金の悩みを無料でFPに相談しませんか?[by MoneyForward HOME]