はじめに

国税のPay払いはどうやるの?

国税のPay払いは、次の手順で行います。

事前準備

以下のものを用意します。
・納付する税目や金額の分かるもの(確定申告書等)
・Pay払いに利用するスマホ

納付手続

(1)国税スマートフォン決済専用サイトにアクセス
スマホから「国税スマートフォン決済専用サイト」へアクセスします。国税スマートフォン決済専用サイトへのアクセス方法は、次の2つがあります。

・e-Taxからアクセス
e-Taxを利用して申告書等のデータを送信した方は、e-Taxにログインすると確認できる「メッセージボックス」に格納される受信通知からアクセスできます。また、「確定申告書等作成コーナー」で書面による申告書を作成すると出力されるQRコードからアクセスすることもできます。

・国税庁ホームページからアクセス
国税庁ホームページの「スマホアプリ納付の手続」ページにある「国税スマートフォン決済専用サイト」からアクセスします。

(2)国税スマートフォン決済専用サイトで手続き
決済専用サイトが表示されたら、画面の案内にしたがって手続きを進めます。利用するスマホアプリを選択し、氏名や住所、納付する税目や税額を入力。「納付」をタップすると手続き完了です。

国税のPay払いの3つの利点

国税のPay払いには、次のような利点があります。

国税のPay払いの利点1:いつでもどこでも納付できる

国税の納付方法には、現金納付(金融機関・税務署・コンビニなど)、クレジットカード納付、電子納付などがあります。Pay払いならば、お手元のスマホを活用して納付可能。Pay払いを利用するにあたって、事前の申し込みなどの手続きも必要ないので、普段から利用しているスマホアプリでいつでもどこでも納付できます。

国税のPay払いの利点2:決済手数料がタダ

国税をクレジットカード納付すれば、いちいち現金を用意して支払う手間も省けますし、支払いは後払いにできるので便利です。しかし、国税をクレジットカード納付する際には、納付税額に応じた決済手数料がかかります。

【国税のクレジットカード納付の決済手数料(税込)】

1円~10,000円                  83円
10,001円~20,000円   167円
20,001円~30,000円   250円
30,001円~40,000円   334円
40,001円~50,000円   418円

※以後も10,000円を超えるごとに決済手数料がかかる

その点、Pay払いであれば決済手数料は国税庁側が負担。決済手数料タダで利用できます。

国税のPay払いの利点3:ポイントもつく(かも?)

本稿執筆時点(2022年11月22日)では、Pay払いでポイントがつくかどうか、まだ発表がありません。地方税など、他の税金の支払いにスマホアプリを利用した場合には、ポイントがつかないケースもあります。

しかし、朝日新聞の報道 によると「納税額に応じてポイントが付与されるなどのメリットもあるという」とあるため、ポイントがつく可能性も十分にあります。

国税のクレジットカード払いでも、決済額に応じてポイントがもらえます。しかし、前述のとおりクレジットカード払いをすると決済手数料がかかってしまいます。たとえば、還元率1%のクレジットカードで3万円納付して、300ポイントをもらったとしても、決済手数料が250円かかるため、実質的には50円分しかお得にならないのです。

その点、Pay払いならば、たとえ0.5%還元だったとしても、3万円納付すれば150ポイントですから、クレジットカードの場合よりもずっとお得になります。これまでクレジットカード払いを利用していた人も、Pay払いに一気にシフトすることでしょう。

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