はじめに

VIGの上位3銘柄は?

VIGの組み入れ上位3銘柄を見てみましょう。

(1)【UNH】ユナイテッドヘルス・グループ

医療保険やヘルスケアサービスなどを提供するユナイテッド・ヘルスケア(UnitedHealthcare)社と、医療データの情報サービスなどを提供するオプタム(Optum)社がビジネスの柱となっている、グローバルに展開する米国最大級のヘルスケア企業です。ダウ30種平均株価の構成銘柄でもあります。

米国は日本とは保険制度が異なり、医療費を民間の医療保険で備えることが基本になっています。そのため個人負担が高額になることもあるので、多くの方が勤務する企業や団体を通じて医療保険プランの団体保険にはいるか、団体保険に入れない人は各自で保険のプランに入ることとなります。

リセッションでも需要が減ると考えにくいですし、長期的にみても人口の増加と、高齢化を背景に保険や医療ニーズの高まりで、この企業のビジネスに対する需要は底堅いと考えます。

(2) 【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソン

世界最大級のヘルスケアカンパニーで、医薬品の研究開発から製造、販売を中心に医療機器や日用品まで幅広い事業ポートフォリオを有しています。日本では「バンドエイド」や「ジョンソン」ベビー製品などの消費者向け製品、使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー」などで有名ですね。

医薬品、医療機器・診断、消費者の3部門で構成されていて、それぞれが分かれていることで効率的な経営がされている企業です。世界トップクラスの研究開発投資でそれが新製品の開発や販売が多いこと、M&Aや社内新規事業開発にも積極的で、同社の成長性につながっています。

BtoCではなく、BtoBの医療機器や医療品の売上高がと多くを占めていることで事業に安定性があるほか、利益率が高めであることも強みです。50年以上連続増配の配当王でもあります。

(3)【MSFT】マイクロソフト

1975年にビル・ゲイツ氏によって創業されたソフトウェアの巨大IT系企業です。ワードやエクセルなどの「Microsoft Office」シリーズやコンピューター用OS「Windows」、家庭用ゲーム機「Xbox」などで知名度が高い企業であり、1986年にNASDAQに上場していた老舗のハイテクといえる企業です。クラウドサービスの「Azure」やデバイス・プラットフォーム事業も展開しています。

シェアが大きく、私自身も「不景気でもWindowsは使うよ」「パワポもないと仕事できないよ」と感じているので、リセッションがきても需要は底堅いと言えるのではないでしょうか。

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