はじめに
3. 「生活防衛資金」を確保する
投資を始めようと思ったときに、「はたして、投資にお金を回してもよいのだろうか…」と不安になるものです。相場の上がり下がりの影響を常に受けて、売却して現金化するときに相場が下がっていれば、損を出して売却する可能性もあります。
万一の病気やケガ、失業など、思わぬことがあったときに、急遽現金が必要になり、損を出して売却を急ぐことのないように、「生活防衛資金」として、手取り月収の半年分以上は預貯金としてとっておきましょう。フリーランスの人は、できれば1年分あると安心です。
4.「ポイント投資」でトライする
とはいっても「自分のお金を使って投資するのは怖い」という人もいるでしょう。そんな人は、貯まっている“ポイント”を使って、投資体験をすることもおすすめです。PayPayポイントや楽天ポイント、エポスポイントなどで、現金を使わずに投資ができます。
銀行に預金として預けている場合は「増えるのみ」ですが、ポイント投資で「増えることも減ることもある」という実感や、「相場が上がると思ってさらに追加で投資したら、下がってしまった」という苦い経験などによって、投資がどんなものなのかが少しずつ見えてくるはずです。
5. 100円でもいいので始めてみる
いろいろ準備はしたけれど、「結局何年も投資をしていない」という人にもよく出会います。自転車を漕ぎ出したらどんどん進むのと一緒で、一度漕ぎ出すことが肝心です。ネット証券での投資信託の積み立てなら、月100円からでも可能です。100円でいいので、まずは積み立てを始めてみてはいかがでしょうか。
先ほどのポイント投資から一歩前進して、実際のお金を使って相場の上がり下がりを経験することは、何よりの勉強になります。それと同時に、つみたてNISAや新NISAについて勉強を進めていくことで、より理解が深まるでしょう。
資産額がどんどん増えると、お金をもっともっと入れたくなるかもしれませんが、大きなお金を投資するのは、勉強をして商品の仕組みを理解してからにしましょう。一時的に上がっても、また下がることもあるので、下がった経験をしたうえで、投資金額を増やしていくことがおすすめです。
今回は、投資未経験者の人が、春までに始めたい5選をお送りしました。「この春から変わりたい!」と思っている人、ぜひ一歩踏み出してみてください。