はじめに
ヤーマンの株価が過去最高を超えるためには?
忘れられた有名人が、もう一度注目を浴びるためには、なんらかの大きなヒット作品が必要です。ヤーマンにも、そういった大ヒット商品が出てくれば、過去の高値を超えていけると思います。
余計なお世話かもしれませんが、可能性があるとしたら、男性用の美容家電ではないでしょうか? すでに身だしなみに敏感な男性の間では、脱毛は当たり前のこととなっているようです。男性用エステサロンも、ちらほら見かけるようになりました。しかし、エステに通って脱毛をするのは、まだまだハードルが高いのでは? 「脱毛がセルフでできるならやろう!」と思う紳士が世界中で増えると考えるのは、そう無理のない妄想だと思います。
わたしが指摘するまでもなく、当然ヤーマンは男性美容家電市場に参入しています。
2023年には、新モデルとして、男女兼用の脱毛家電「レイボーテヴィーナス ビューティープラス」を発売しており、男性の太い毛やヒゲもハイパーケアで対応。またコードレス&防水なので、家中どこでも使える優れもの……と、説明を読んでるとわたしも欲しくなってきました。
ライバルのパナソニックは?
美容家電といえば、パナソニックを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、パナソニックは総合エレクトロニクスメーカーで、個人向け家電だけではなく、電気機械器具・住宅関連から産業向け電子部品・FA機器・情報通信機器、車載機器・電池に至る製品の開発・生産・販売・サービスと、多岐にわたって事業を展開しています。かりに美容家電が大ヒットしたとしても、全体の売上に対する寄与度は、それほどインパクトのあるものではなく、よって株価への影響も期待できません。
テクニカル的には三角もちあいを抜けるかどうかがキモ
もう一度、ヤーマンの月足チャートを見てください。
TradingViewより
高値が切り下がり、逆に安値は切り上げて、三角もちあいを作っています。この場合、どちらかのラインをつきやぶると、そちらの方向に株価が動きやすくなります。この場合、Aのラインを突き抜けると、一気に上へと株価が上昇する可能性が高いということです。
2023年4月期の第3四半期決算発表は、3月14日(火)。奇しくもホワイトデーと重なりますが、ここでサプライズの数字が出ると、一気に上抜ける可能性もあるので、注視したいです。
※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。