はじめに

保険料が無駄になりにくい保険の入り方

保険会社、保険に入る窓口をひとつにまとめると、重複防止の効果は高まります。自動車保険に加入する窓口は、自動車購入先、ネット通販、知り合いの保険代理店、ショッピングモールの保険窓口など様々です。お付合いもあるし、勧誘、紹介もあるとなると、家族がバラバラの保険に入ることはよくあることです。

バラバラの保険に入っていると、それぞれの担当者から重複確認の話は出るかもしれませんが、満期もまちまちですから、保険証券を持ち寄って相談しない限り、特約のチェックはなかなか難しいものです。

ひとつの保険会社、ひとつの窓口でまとめると、重複チェックはかなり簡単になります。
窓口は別でも、保険会社が同じだと、システムチェックがかかり注意喚起されるからです。さらに窓口がひとつになると、システムだけでなく、担当者のチェックもかかりますので、重複を防げ、重複していた保険料を節約することができます。

車社会の地方では、通勤通学に車は必須ですから、一家に1台ではなく、ひとり1台の家庭が多くあります。複数台の家庭では、自動車保険をひとつの契約にまとめる方法が保険料節約には効果的です。まとめることで割引が適用され、保険料が安くなりますし、満期日が統一されることで管理もしやすくなります。一度、まとめた保険料を試算してもらい、どの位効果があるか比べてみましょう。

重複部分がないように整理した後、注意点があります。特約の付保もれです。

例えば、以下のようなパターンです。

・結婚のため親と別居になった場合:
同居中は親の特約で補償されていましたが、婚姻して別居したことで補償対象外になってしまいます。新たに付ける必要があります。

・離婚した場合:
特約の補償対象は配偶者ですから、配偶者に特約が付いていたとしたら、離婚後同居していたとしても、配偶者でなくなった時点で補償対象外です。こちらも新たに付ける必要があります。

・高齢となり車を手放し、保険を解約した場合:
解約した保険に特約が付いていたとしたら、他の保険がすべて補償対象外となってしまいます。いずれかの保険に特約を付替えなければ付保もれになってしまいます。

このように、家族のライフステージが変わった場合は、保険担当者またはコールセンターに問合せ、補償内容の見直しをして、付保もれを防ぎましょう。

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