はじめに

借金の全体像を把握する。リボ払いを早く終わらせるには?

まず借金の全体像を把握することが重要です。

リボ払いは、聞こえは良いですが、年率15%前後の手数料が発生する立派な借金です。例えば30万円のリボ払いの残高がある場合、毎月1万円ずつ返済しても30カ月では返済は終りません。まず金利の返済をしていくので、元金の返済は遅くなり、完済するまでおよそ39カ月かかります。最終的には合計で約37.5万円払わなければなりません。

また、1万円返済しているつもりでも、クレジットカードを新た使っていれば返済は滞ります。払った1万円は新たな購入物の支払いにまわり、リボ払いの返済が小さくなってしまうからです。

これでは、いくら返済しているかがわからないので、返済計画も立てられません。リボ払いを早く終わらせるためには、そのカードでは新たな買い物をしないことが重要です。

プリペイドカードを利用してクレジットカードを使わない

現在のネット化が進んだ社会ではクレジットカードを使わない生活は難しいかもしれません。その場合はプリペイドカードを利用すると良いでしょう。プリペイドカードであれば購入の前に現金からチャージする必要があるので、借り入れが膨らむことはありません。プリペイドカードとクレジットカードを使い分けて、リボ払いをしているクレジットカードで新たな購入がなければ借金の返済が明確になるでしょう。

複数のクレジットカードを使いリボ払いをしていると、全体像を把握するのはさらに難しくなっていきます。その場合は、金利の高いものから返済を優先するのが鉄則になります。優先順位を確認して返済していきましょう。

13万円が使途不明金に。家計把握をしっかりしよう

借金の無い生活ができるようにするには、支出改善が大切です。しかし、闇雲に節約しようとしても非効率だったり、無理がたたってリバウンドしたりすることがあります。まずは、どこにいくら使っているかを把握してから、使いすぎているポイントから効率的に改善していく方が良いでしょう。

手書きで家計簿をつけるのが難しければ、家計簿アプリなどをうまく活用して自動的に家計管理できるように設定していきましょう。クレジットカードやプリペイドカードの支出データを自動的に読み込んでくれる家計簿アプリであれば総資産の把握や、毎月の支出も簡単に確認できます。

現状では毎月35万円の支出の内訳が曖昧になっています。食費や光熱費、教育費など顕在化している支出を合計しても22.5万円にしかならないので、約13万円が「使途不明金」になってしまっています。

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