はじめに
10~20代:就職を迎えるときに考える保険は?
「働き始めたし、そろそろ保険を考えよう」と、人生で初めて保険加入する人も多い頃ですが、一体どんな保険に加入したらよいのか、最もわかりにくい時期かもしれません。若いので病気になるリスクも少なく、ましてや死亡リスクも考えにくいはずです。
しかしリスクが少ないということは、保険料も安いということです。そのためこの時期に加入するのに適しているのは、一生涯持ち続けることができる保険です。
たとえば終身型の死亡保障などのいわゆるお葬式代を目的とした保険です。このころから加入するには早すぎるのではないかと思われるでしょう。しかし保障の大きさに対して、若いので保険料がリーズナブルですので、貯蓄のつもりでもっておくのも一手です。
20代:結婚・子どもが生まれるときに備える保険は?
女性の場合、出産のリスクがあります。あまりにも辛いつわりをずっと我慢していたという人も少なくはありません。つわりも悪阻という病気としてみなされるので、入院した時に医療保険から保障が下ります。
また切迫早産で入院を3~4か月する必要があったというケースも見受けられます。その時には医療保険も60日型ではなく120型と長い日数を保障する保険に加入しておくと安心です。
さらに前述のとおり、教育費と遺族の生活費の対策が必要です。子どもが独立するまででよいので、死亡保障でも期間の決まっている定期保険に加入します。今は保険料を安く抑えることができる逓減型(ていげんがた:保険期間の経過とともに保険金額が減っていく保険)の定期保険に加入する人も多いです。とくに共働きの場合は男女問わず、備えておきましょう。