はじめに
糖尿病の治療費はどの程度かかる?
糖尿病というのは、慢性疾患なのでとても長期の治療になり時間も費用もかかります。それでは、糖尿病になると、どのくらいの医療費がかかるのでしょう。医療経済研究機構の「政府管掌健康保険における医療費等に関する調査研究報告書」によると糖尿病患者1人当たりの平均的な医療費は年間24.7万円で、3割負担とすると年間7.4万円(月額約6,000円)です。
健康なときにはあまり気にしていなかったのですが、身体に不調がでると、心配で入りたくなるのが医療保険です。しかし、糖尿病予備軍と診断されて薬を服用している人は、通常の医療保険に加入するのは難しくなります。引受基準緩和型の保険になり、保険料が高くなってしまいます。
糖尿病を発病してしまった人は、保険に加入することはさらに難しくなります。ただ、あんしん少額短期保険の「糖尿病患者向けの医療保険・定期保険」や、楽天少短の「糖尿病のほけん」という商品があります。この保険は糖尿病と診断されても加入できます。
生命保険の付帯サービスには、糖尿病の専門サポートもある
生命保険に加入している人は、保険会社が提供している無料の付帯サービスのなかに、糖尿病のサポートサービスがないか確認してみましょう。
メットライフ生命やオリックス生命、FWD生命などには、ティーペックが提供する「糖尿病重症化予防相談デスク」があり、現在治療中または治療を中断しているかたなど、さまざまな質問に答えてくれます。また糖尿病の専門医を紹介や受診の手配をしてくれるサービスもあります。現在加入している保険の付帯サービスをぜひ一度、確認してみてください。