はじめに
配当株投資で覚えておくべきポイント
最後に投資初心者の方が、配当株投資をする際の注意点をお伝えします。
(1)企業選び
安定的な配当を続けられる企業を選ぶことが大切です。企業の業績、財務状況、配当の歴史などを見て企業を選びましょう。
(2)リスク分散
投資はすべてリスクを伴います。一つの企業だけに依存するのではなく、複数の企業、さらには複数の国の株式に投資することでリスクを分散させます。
(3)税制の理解
配当収入は課税対象となるため、それぞれの国の税制を理解しておくことも重要です。米国株の配当には源泉徴収税がありますし、日本株の配当にも税金が発生します。それぞれの税制の違いを理解し、自分の収入にどのように影響するかを考慮することが必要です。
(4)ドルコスト平均法
投資初心者が投資を始める際には、ドルコスト平均法という投資法を覚えておくといいでしょう。これは一定の金額を一定の間隔で投資し続ける方法で、市場の変動に左右されずに投資を行うことができます。これにより、株価が高いときは少ない株式を、低いときは多くの株式を買うことができ、長期的には平均的なコストで投資を行うことができます。
結論として、高配当株への投資は堅実な投資戦略であり、長期的な視野を持つ投資家にとっては非常に魅力的です。その一方で、投資は必ずリスクを伴います。リスクを理解し、適切に管理することが成功への鍵となります。
配当株投資では、少なくとも一定期間は銘柄を保有することになります。そのため、自分がどんな銘柄をもっていて、どのような資産の状況なのか知り、銘柄の入れ替えなどのメンテナンスをしていくことが必須となります。このメンテナンスをポートフォリオの組み替え(リバランス)と呼びます。
配当株投資では、配当を受け取るタイミングも重要となります。基本的に日本株は年2回、アメリカ株は年4回の配当がありますので、銘柄を組み合わせることで毎月配当がもらえるポートフォリオを組むことも可能なのですが、しかし投資初心者の方や、複数の証券口座で投資している場合、ポートフォリオを自分で把握するのは難しいと感じてしまうかもしれません。そういった方は、ポートフォリオを見える化してくれるサービスを利用してみてはいかがでしょうか?
例えば、マネーフォワード MEの資産形成アドバンスコースの機能では、年間だけでなく、月ごとにどのくらいの配当がもらえるのか、またその内訳はどうなっているのかまで一目で把握することができます。例えば、「毎月〇〇円位の配当が欲しいな」と思っているのであれば、少ない月の配当がもらえる銘柄を探したり、配当の低い銘柄を入れ替えたりと、自分でポートフォリオのバランスをとるのに役立ちます。米国株なども、集計時点の最新の為替レートで換算した金額で計算してくれますので、米国株はハードルが高いという方も安心です。
ご自身の目的に沿ってポートフォリオの組み替えをしていけば、最適な配当株投資での資産形成につながっていくのではないでしょうか。適切なリスク管理と戦略的な投資を心がけ、配当を最大限に活用しましょう。