はじめに

新Vポイント3つの注意点

新Vポイントについて、注意点を3つ紹介します。

(1)有効期限
現在のVポイントの有効期限は、基本的に獲得月から2年間になりますが、統合後はTポイントの有効期限の考え方にあわせて、最終利用日(貯める・使う・交換する)から1年後となります。

(2)三井住友カードの通常還元率
三井住友カードの還元率がアップされるのは、コンビニなど一部の対象店舗のみで、通常利用は還元率0.5%です。1%還元のクレジットカードもある中、単純に比較すると還元率は低い方です。

お得な還元率は「対象店舗でのタッチ決済」ありきですので、使い方によって還元率が大きく変わります。また、ポイント付与は200円ごとの還元率になるので、端数分はポイントが貯まらないことにも注意が必要でしょう。

三井住友カードは、よく利用するお店をあらかじめ最大3つまで登録しておくことで、通常ポイントに加えて、0.5%還元されるサービスがあるので、こちらをうまく利用するといいでしょう。

(3)ポイントアップの継続性
最後の注意点は、お得なポイントアッププログラムなどは、いつ終了するか分からないということです。これは他社も同様で、お得だと思って入会しても、サービス内容が少しずつ改悪されるのはよくあることです。

SMBCグループである安心感は大きいといえますが、公式にも「対象店舗、倍率など、当サービスは予告なく変更・終了となる場合がございます」と記載があることは覚えておきましょう。

ライフスタイルに合ったポイントに絞って貯めよう

近年ではポイントが乱立しすぎていて、逆に面倒な部分も多く、活かせないポイントも増えがちです。ポイントを貯めるには、「◯◯経済圏」に入ったり、カードやアプリをいくつも管理することにもなりがちです。

TポイントとVポイントの統合は、そんな問題に切り込んでくれました。

新Vポイントは、ポイ活せずとも「クレジットカードを利用していたら、いつの間にかたくさんポイントが貯まっていた」が実現するかもしれません。買い物や食事はコンビニや飲食店でさっと済ませ、時間をお金で買うような、むしろポイントは嫌いという方にも向いているのかもしれません。

ポイントそのものは、あれこれ貯めるよりも、できるだけまとめたほうが貯めやすくなります。三井住友カードは還元対象店舗が限られているので、コンビニや外食の利用頻度が高い方が持つべきカードでしょう。

自身のライフスタイルに合うかどうか、比較検討してポイントを選ぶと、より貯まりやすくなりますよ。

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