はじめに

加入する際には十分に検討して入った保険だとしても、定期的な見直しは必要です。特に保険の種類によっては更新が必要なケースもあり、見直さないと更新の度に保険料が上がってしまいます。

今回は、保険の種類について解説するとともに、現在加入している保険を見直すことで保障を充実でき、さらに保険料を削減できる可能性があるケースをご紹介します。


2種類ある保険のタイプ

生命保険には大きく分けて2種類のタイプがあります。1つは、契約期間が10年などに固定されており、契約期間が終了したら更新できるタイプで「更新型」といわれるものです。そしてもう1つは、契約期間が死ぬまで続く「終身型」です。

●更新型の特徴
更新型は同じ年齢で加入した場合を比較すると終身型よりも保険料を抑えられる点がメリットです。また更新の際に不要な保障を解約(もしくは一部解約)することで、更新時の保険料上昇を抑えることもできます。

多くの更新型の保険では、更新できる年齢もしくは期間に上限が設けられており、終身の保障が期待できない点がデメリットとして挙げられます。

更新型の保険は死亡保険主契約となっており、定期保険や医療保険、がん保険などは特約として付加されています。そのため、更新時に保険料が上がっていくのは特約部分です。

●終身型の特徴
終身型の保険は更新がありませんので、加入時の保険料が一生変わらない点がメリットです。ただし、意識して見直さない限り同じ保障が死ぬまで続く点に注意しなければなりません。

保険を見直すコツ

保険会社が提供する保険の保障内容には、内容が変わらないものと時代の変化に沿って内容が変化していくものがあります。

死亡保険は、被保険者が死亡もしくは一定の高度障害の状態になった際に保険金が支払われるもので、従来からほぼ内容に変化はありません。

ただし、医療保険やがん保険などは医療技術の発達により、保障内容が年々変化していきます。そのため、定期的な見直しが必要です。

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