はじめに
安く旅行に行く3つのアイデア
旅行代は、工夫次第で安くすることも可能です。ここで、変化球ぎみの3つのアイデアをご紹介します。
「青春18きっぷ」を利用する
JRの「青春18きっぷ」をご存じでしょうか。
JE全線の普通列車の普通車自由席が5回(人)乗り放題のきっぷで、グループ利用をしても、1人で5日間利用してもいいので、非常に汎用性のあるきっぷです。5回分で1万2050円なので、1回あたり2410円と格安です。
特急電車には乗れませんが、普通車でのんびり国内旅行をしたい方におすすめです。「青春」と名前がつくので、“青春”にふさわしいような若い人限定だと勘違いされがちですが、そんなことはありません。青春真っただ中の人、青春を取り戻したい人、青春を味わいたい人、誰でもOKで、年齢制限はありません。
春季、夏季、冬季と年3回販売されていて、2023年の夏季は、2023年7月20日から9月10日までなので、遅めの夏休みを取る方も、まだまだ間に合います(ただし、発売期間が2023年8月31日までなのでお気をつけてください)。2023年冬季は、2023年12月10日から2024年の1月10日まで利用できます(販売期間は2023年12月31日まで)。
筆者も以前、女友達と2人で、2泊3日の東北旅行をしたことがありました。普通車に揺られながらいく旅は、日本地図の上をゆっくり移動している感覚で、非常にワクワクしました。せわしない今の時代だからこそ、のんびり電車に揺られる格安な旅、いかがでしょうか。
ふるさと納税の「返礼品」を利用する
自治体に寄付をすると、実質2000円の自己負担で、その土地自慢のさまざまなものを受け取れるふるさと納税。活用している方も多いでしょう。旅行に行く際に、このふるさと納税を利用するのも手です。
返礼品の中には、その土地で使える「旅行券」や、旅行の予約時に使えるクーポンを用意している自治体もあります。宿泊や食事、温泉、アクティビティなど、その土地を楽しむことに使えます(返礼品によって異なるため、詳細をご確認ください)。
行きたいエリアがあれば、検討してみるのも手です。期限が3年程度と長いものもありますが、選ぶ際にはしっかり確認しましょう。また、旅行が差し迫っている場合は、返礼品を受け取るタイミングが間に合うかの確認を忘れずに。
キャンプに行く
海外からの旅行者が増えた今、ホテル代が高騰しています。もし、家族数人でいく場合は、それだけホテル代も高くなってしまう場合が多いため、そんなときは「キャンプ」もおすすめです。
テントを借りることもできますし、ロッジなどを選べば、テントを張らずに簡単に泊まれます。宿泊人数にかかわらず、1泊数千円程度からあるので、ホテルに比べて安いケースが非常に多いです。最初はロッジ、それからテントをレンタルした後にキャンプにハマって、テントを購入する人もいます。テントをそろえると数万円はかかりますが、何度も使えばそう高くないと言えるでしょう。
筆者の家でも、同じようにテントを購入しています。ここ数年はコロナ禍で行っていませんでしたが、そろそろ行けたらいいねと家族で話しています。また、「昔はキャンプにハマっていたけれど、子どもが大きくなっていく機会がなくなった」という人も意外といるものです。「テントを処分しようと思っている」「でも捨てるのも大変だし、まだ使えるので迷っている」という声も聞きます。そんな方に出会える機会があれば、譲ってもらうのも手かもしれません。
今回は、国内旅行費が増加している情報と、今後の旅行費のねん出法についてお伝えしました。ずっと行きたかった旅行を我慢してきた方も多いでしょう。旅行代も値上がりしていますが、上手に工夫して、楽しめるといいですよね。