はじめに
子ども1人で共働きの場合、資産はどうなる?
上記を踏まえて、以下の仮定の条件を組み込んだキャッシュフロー表を作成しました。
【キャッシュフローのライフイベント条件】
・手取り収入の内訳は、夫23万円/月妻27万円、ボーナス夫70万円、妻80万円で計算
・子どもは2年後に生まれる
・3年後に引っ越し、家賃が10万円になる。2年ごとに更新料で家賃1カ月分が発生。火災保険が2万円。10年ごとに引っ越しがあり、家賃の5カ月分が発生
・子どもの生活費が3万円/月増える
・小学、中学と公立、高校から私立、大学は私立文系(一人暮らし)
・高校受験、大学受験の受験費用が発生
・子どもが3歳以降は、レジャー費用を年に30万円とする
・出産関係の費用50万円とする
・産休・育休時は給料が5掛で計算
・子どもが1歳になったら保育園に預ける。3歳まで月に2万円の保育料が発生
・子どもが小学3年まで時短勤務(現状の給与の7掛)、小学5年以降は夜勤も行い現状水準の給与になる
・給与は55歳まで0.5%ずつ上昇し、55歳から60歳まで維持。60歳から65歳はそれまでの7掛
・保険料は夫婦それぞれ3,000円とし、子どもが23歳まで支払う
・退職金は500万円とする。
・インフレ率1%とし、生活費(食費、日用品、交際費など)は上昇
ライフプランをたてたほうが良い
・投資に5万円積立 60歳まで3%複利運用 その後1.5%とする。
・老後65歳以降の生活費はそれまでの8掛けとする。
・介護費用は81歳から100歳までに一人500万円発生
・年金は現状水準の8掛けで計算
・新車で500万円で購入(頭金150万円、350万円自動車ローン3%、月々4.7万円の返済 7年)。その後10年に1度300万円(子どもが成人後は200万円)買い直しが発生し、75歳で免許を返納
・車検や自動車保険は月3万円の車両費に含む
この条件でシミュレーションすると、100歳まで資産がもつ結果となりました。大きな要因は、ダブルインカムで収入が高いわりに支出が少ないため、自動車を購入しても家計は成り立っています。
子ども2人で妻が60歳でリタイアした場合は?
ただし、先にも記載したとおり、結婚生活が固まっていないと思われるので、日用品、衣服美容、健康医療、趣味娯楽などの費用内訳がなく、ボーナスの使い方も記載がないためわかりません。そして、お子さんの人数や、出産したあとの妻の働き方がどのようになるかによって大きく変動していく可能性もあります。
例えば、お子さんが2人産まれ、妻が60歳でリタイアをした場合は【シミュレーション2】になります。
子どもが1人で夫婦が65歳まで働く前提であれば、新車の購入はそれほど大きなマイナス要因にはなりませんが、働く期間が短くなったり、子どもの人数が増えた場合は大きなインパクトになります。